こちらは、樹脂成型品をカメラで検査する装置で、システム構成は以下になります。
・PLC、タッチパネルによる運転・操作・制御
・6軸ロボットによる各検査ポイント移動
・専用モニタによるライブ画像及び検査項目の表示
・タッチパネルによる検査項目の選択
動作としては、ワーク供給装置から受け取ったワークをカメラ2台により検査をし、NG検出時は専用コンベアに自動排除する仕組みとなっております。
検出するNG画像は、主にバリ、傷、ショート、ウェルドになります。
1) 2100万画素カメラについては、長尺エリアに均一な照射ができるバー照明の使用により広範囲な検査を1度の撮像で実行しています。
標準レンズを使用し、長手方向を一発で撮っていますが、バー光源を使用しているため綺麗に撮像できています。
2) 200万画素カメラでは、Lumitrax照明(照明の一部分だけ光るので、影の出来具合で部分的に検知。特に撮影したい個所を複数ロボットで撮影。)の使用により、光の照射方向を検査対象に応じて選択する等柔軟な検査を実行しています。
3) オプションにより、VisionEditor(エミュレータ)導入によってPC上にてシミュレーションが可能です。
パラメータ調整時には、装置を止めることなく効果の確認が可能で、PCでも同じように設定することができます。
装置の前にいなくても、PCに画像を取り込んで、PCだけで検査ユニットのパラメータ調整が可能な構成なので、非常に便利です。
このようなNG検出も画像検査.comが条件検討・装置設計から実施できますので、構想段階からご相談ください。
テスト検査のご依頼大歓迎!