画像検査エンジニアの技術ブログ

対象ワークの異物・傷等の外観検査、長さ・直径等の寸法検査、文字の形状を認識する文字認識検査と並んで、画像処理技術により、自動化がすすめられている工程が『位置決め』です。近年、特に半導体業界等のミクロンレベルの精密な加工・組立でも積極的に画像処理技術を用いた位置決めの自動化が進められています。今回は、この画像処理技術を用いた位置決め自動化の利点と自動化事例をご紹介します。

 

画像処理技術による位置決めの課題

部材や部品を取り付ける位置を割り出し、その位置を示す、位置決めは、製品の品質に直結するため、非常に重要な工程です。特に半導体・電子業界等では、高精度な位置決めが要求されます。そのため、従来は、『要求精度が満たせず、利用シーンが限られている…』、『高精度で高速な位置決めを実現するには専門知識が不可欠である…』など様々な課題がありました。しかし、現在では、画像処理技術の進歩が進み、高速且つ、高精度の位置決めの自動化を実現できるようになっております。

 

画像処理技術による位置決め自動化のメリット

この画像処理技術による位置決め自動化のメリットとしては、主に下記の2点が挙げられます。

①検査品質の向上(ヒューマンエラーの防止)

手作業の位置決めは、①インジケータの数値を確認する、②ハンドルを回して調整する、③数値を目視でチェックする、という工程が一般的です。この人手によるの位置決めでは、どうしても疲れ等によりヒューマンエラーが発生してしまいます。 画像処理技術による位置決めの自動化を行うことでこうしたヒューマンエラーを防止し、確実な位置決めを行うことが可能となります。

②人件費の大幅な削減

画像処理技術による位置決めの自動化を実現するためには、システムの導入にかかるイニシャルコストが必要なります。しかし、導入してしまえば、人手が不必要となります。そのため、これまで必要であった人件費を削減することができます。条件にもよりますが、長期的に見ると、大幅なコストメリットがあります。

いかがでしょうか。このように画像処理技術を用いた位置決めの自動化を行うことで、大きなメリットがあるのです。それでは、次に当社にて、画像処理技術による位置決め自動化を実現した事例をご紹介します。

 

画像処理技術による位置決め自動化事例をご紹介

自動化事例:超高精度位置計測・位置決めの自動化

単体で超高精度のワーク位置計測を行う装置は世の中にありますが、その計測結果をもとに、精度を維持しつつ機械的位置決めを行うためには、計測から位置決めまで、ワークの受け渡しなく一体装置として構成する必要があります。そのような装置は世の中にないため、当事例では、当社がお客様の要望を聞き、一から設計・製造をすべて一貫して行いました。

超高精度位置計測・位置決めの自動化 1

この位置決め自動化装置のポイントは、下記となります。

①超高解像度カメラの採用

②温度ドリフトに対してロバストな機械構造

③カメラ計測⇔装置制御の連携

以上のポイントを押さえ、高精度計測に欠かせない光学系や画像処理の要件、高精度位置決めに欠かせない機械的要件を検証にて洗い出し、設計を行うことで、ご要望に応じた自動機械を製造しました。その結果、狙い通り、高精度且つ、高速な位置決めを実現することができました。

>>当事例の詳細はこちら!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、画像処理技術を活用した位置決めの自動化についてご紹介しました。

画像検査.comでは、検査工程の省人化・無人化ニーズにお応えすべく、日々技術を磨いております。 画像処理の技術とノウハウだけでなく、自動機の組立・検査・出荷梱包ラインまで一括で設計製作可能という強みがあります。 搬送から画像検査までトータルしたご相談に対応可能です。 画像検査でお困りごと、お悩み事がある方は、画像検査.comまでお問い合わせください。下記より、当社の導入事例をご覧ください。

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