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このコロナ禍で密を避けるため、今まで人が行っていたものを無人化・自動化させるという流れが加速しています。また、昨今の少子化で「人手が足りない」というお声もあります。しかし、具体的にどの工程をいかに自動化するのかというのは難しい課題です。 今回は、ホンモノの画像検査技術で「検査の無人化・自動化」と「人手不足対策」に貢献してきた当社が、画像処理技術を導入することにようる自動化のメリットについてご紹介いたします。
画像処理とは
画像処理とは、画像を取得して処理し、特徴を検知することです。広義の意味では、写真の加工アプリを使用して写真の処理を行うことも入りますが、このコラムでは工場などの生産現場において、人の目を置き換えて自動化させるという意味で使用します。「製品の外観異常の検査」や「寸法検査」、「印刷ミスの検査」など今まで人が行ってきた作業を、自動化することができます。
画像処理のポイント
画像処理を行うためには、画像の処理をいかに工夫して検知したいものを見えるようにするかを考える必要があります。
ただし、人が認識できるからといって自動的に画像処理できるとは限りません。なので、検知したい異常や計測したい場所にとって、理想的な画像を作ることが重要になります。 そのためには、
①処理したいものの特徴を把握する
②最小の検知サイズを決める
③一度に見たい範囲を決める この３点を行う必要があります。
画像処理技術を導入することによる自動化のメリット
通常の外観検査では、ベルトコンベアで流れてきたものを、人が１つずつキズや汚れなどの異常がないかを目視で検査します。見にくい場合には、ルーペなど道具を使って検査する場合もあります。
しかしこれでは、疲れによる異常の見逃しがどうしても発生してしまいます。 また外観検査では、人がその場につきっきりになり、ベルトコンベアの流れを目視に合わせる必要があるため、速めることができず、生産性の向上は見込めません。
そこで、目視で行っていた外観検査を自動化させることで大幅な生産性の向上が見込まれます。 実際の画像書類技術を用いて自動化している外観検査を動画でご覧いただけます。
最後に
今回は、画像検査と検査におけるカメラ選定のポイントについてご紹介いたしました。ここで記述したカメラ選定のポイントはほんの一部です。また、カメラ以外の光学系、レンズと照明についても、画像の検査をいかに工夫して検知したいものを見えるようにするかを考慮しながら選定する必要があります。
画像検査.comを運営する株式会社岡部機械工業では、今後もますます増大する省人化 ニーズに応えるため、「省力化 各種自動機」の設計・製作・制御・据付・立上げまで一貫して行っております。 お客様のニーズに親身に迅速に対応するために、設計段階から最後までワンストップで対応できるような体制を整えております。 このように、画像処理技術だけでなく、組立、検査、出荷梱包ラインなどの自動機全体を設計・製作可能な点が当社の強みです。
また、長年の経験からわかったことですが、画像検査がうまくいかない原因の半分は搬送系です。 そして、搬送と画像検査装置の組み合わせの最適化、例えば最適な露光時間に合わせた搬送速度の設定や振動を考慮した搬送との同期は、「設計段階」で盛り込む必要がございます。 画像検査.comでは、画像検査装置を設計する上でも搬送系を含めたトータルの技術相談を構想段階から実施可能です。
画像検査でお困りごと、お悩み事がある方は、画像検査.comまでお問い合わせください。
