偏光カメラは、一定方向に振動する光を抽出する特殊カメラ
太陽光や通常の照明は多くの光で構成されていますが、カメラの認識に悪影響を与え、画像検査が安定しない場合もあります。これは、様々な光の波長が、認識したい対象ワークの邪魔をしてしまうためです。このような時は偏光カメラがお勧めです。

出典:https://www.sony.co.jp/Products/ISP/products/model/pc/XCG-CP510.html
偏光カメラは、一定の方向に振動する光を抽出するように設計されています。偏光カメラでどのようなものが認識可能になるのだろうかという疑問があると思いますが、例えば以下のようなシチュエーションで使用すると効果的です。
細かな凹凸形状のあるワーク
凹凸は陰影となります。うまく光の反射を拾う必要がある為、偏光カメラが力を発揮します。
ガラスやプラスチックなど透明なワーク
透明なプラスチックは通常の光を透過させる、もしくは光の当たり方、曲面によっては大きく反射
してしまいます。偏光カメラにより、例えば容器内の錠剤のあるなしや、表面の汚れを検出できます。また、ガラスは加工部位に応力がかかると偏光の情報が変化します。
例えばSony社の出した偏光カメラでは4方向の偏光素子を使用しているため、一度に多くの情報を
撮像でき、歪み検知に応用できます。
偏光カメラを採用したシステムのことなら、画像検査.comまでご相談ください!
画像検査.comを運営する株式会社岡部機械工業では、色々な画像処理装置を使用して多くのお客様の
工場の自動化に貢献しました。偏光カメラのような様々なカメラを知っているので、その時々に応じた提案、コスト削減など可能です。また、画像処理装置は単体では大きな力を発揮しません。システムとしてロボットなどと組み合わせることで工場に大きな変化を与えます。
画像処理と自動化システムの組み合わせをお考えの際は画像検査.comまでご相談ください!