アジャスターボルトのナット締めによる打痕検査を、画像処理にて自動化置き換えするための検討です。
よって、検出しなければならない外観異常は、
・打痕
です。
打痕の中でも、ナットが通らないものが不良、通るものは良品とする必要があります。
ねじ山が打痕で横方向に大きくつぶれているものを狙って、画像処理で自動検出します。
エリアスキャンカメラと面照明を使用して、シルエットによる検査を行いました。
具体的には以下の図のような構成です。
いずれもナットを通し、ナットが止まった部分の打痕について検知が可能かを検討しています。
サンプル1.2
こちらは、打痕を検知し、NGと判定されたものです。打痕が検知された個所は黄色い円で記されています。
サンプル3-1. 3-2. 3-3. 3-4
こちらは打痕がないため、OKと判定されたものです。
サンプル4.5
こちらは打痕が検知され、NGと判定されたものです。打痕が検知された個所は黄色い円で記されています。
各サンプルについて、ナット通りNGのものはNGと検知し、OK品の誤検知はありませんでした。
このように、照明の当て方を工夫することで、打痕によるつぶれを精度よく検知することが可能です。
当社では、様々な画像検査検討を行っております。
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