照明選定のポイント

照明には様々な種類がありますが、大きく以下の7種類に分かれます。

>>画像検査(外観検査)における カメラ・照明・レンズ選定のポイント

①拡散型(明視野照明)

均一に光を照射する面発光の照明です。
均一に照射するため、
表面の凹凸を無視することができ、表面の汚点を把握することが可能になります。
一方で、表面の凹凸は把握できませんので、表面状態を検知したい場合は別の照明が必要となります。

②ドーム型照明

LEDをドーム状のスクリーンに反射させてワークにあてる照明です。
拡散型と同様ですが、より理想的に均一に照射が可能となります。
印刷物の検査に最適です。一方、照明が大きいため、設置スペースに制約があります。

③斜光型(明視野照明)

LEDを斜めに配置する照明です。
斜めにあてることで、主に凹凸の特徴を浮き上がらせることができます。
アタッチメントにより拡散型、ローアングル型としても使用可能です。

④ローアングル型照明(暗視野照明)

対象の真横に近い角度で光を当てる照明です。
カケやキズ、刻印などを把握する用途に最適です。一方、様々な用途に使えるものではなく、限定された
使い方になります。

⑤同軸照明

カメラに対して並行した光を出す照明です。
アルミなど乱反射が起きるワークに対して使用するものです。
機構が複雑であり高コストで、照明として暗いことが難点です。

⑥バックライト照明

ワークの裏側からあてる照明です。主に、シルエットを浮き上がらせ、ワークの外形に検査を行うために
使用します。

⑦近赤外照明

物体を透過する照明です。
瓶の中の液体の汚点を把握する際に最適です。
ただし、高コストなため、破壊検査で良い場合は採用しない時もあります。

 

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