バー照明とは、直線状に光源が並んだ棒状の照明のことを指します。
バー照明は、ワークに沿って照明を線状且つ均一に当てることができるため、
シート検査のようなライン画像検査に最も適しています。
ただ、利便性が非常に高いことから、外観検査において幅広い用途で使用されています。
バー照明は、あらゆる角度で設置することができるため、
ローアングル照明・同軸照明・バックライト照明等、様々な用途で使用することができます。
例えば、ワークに対して角度の浅い位置に(ローアングル照明のように)設置すれば、暗視野効果を得ることができます。
このように様々な照明の代替として利用することができるため、外観検査においてバー照明は重宝されています。
バー照明は、他の照明と比較して光源の数が少ないため、低コストで導入することが可能です。
また、前述した通り、様々な照明の代替として利用することができるため、
他の照明をバー照明に置き換えることでコストダウンを図ることが可能です。
そんな汎用性が高く、低コストなバー照明ですが、使用する上で下記の注意点がございます。
バー照明は、様々な用途で使用することができるため、他の照明のように決まりきった設置角度・位置がありません。
そのため、最適な設置位置を選定するには、豊富な経験や知識が必要となります。
バー照明は、他の照明と比較して発光面が小さいため、適応するワークは限られています。
例えば、小さなワークや棒状のワーク等に最適な照明であるといえます。
ただ、サイズの大きなワーク等の場合は、ワーク全体に照射することができません。
いかがでしたでしょうか。今回はバー照明についてご紹介いたしました。
バー照明は、前述した注意点を許容することができる場合には、様々な用途で使用することができる便利な照明です。
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