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対象ワークについて

材木の木目の外観検査自動化の検討です。
検出しなければならない外観異常は、
・薄い木目サンプルの木目の抽出/表裏判断
・普通の木目サンプルの木目の抽出/表裏判断
です。 

撮像方法

画像取得環境は下図の通りです。

・黒色背景で撮像
・対象の木目を上向きにして設置
・真上からカメラで撮像
・3方向の照明を高速に切り替えて3回撮像して画像合成

検出結果

撮像

設置条件の環境で撮像した画像は以下のとおりです。搬送ラインを避けて3方向から照明を高速で切り替えて照射し、3回撮像を行います。それぞれ、照明角度による木目特徴が得られます。

画像合成・木目検出

3つの画像を合成し、特徴画像を生成します。生成された特徴画像を使用して、木目を抽出します。特徴画像で木目が強調され、薄い木目でも画像処理で抽出しやすくなっています。木目の入り方を考慮して特徴抽出することで、鋸目の影響を下げて木目のみを検出しています。

まとめ

当事例では、問題なく全サンプルの木目を検知することができました。これにより、材木の木目の自動検査を実現することが可能です。

いかがでしたでしょうか。今回は、材木の木目の外観検査の自動化事例をご紹介しました。画像検査.comを運営する岡部機械工業では、このような画像処理検討・開発はもちろん、自動化装置の設計・製造・据付立上げまで一貫して全てお受けできます。 画像検査・自動化でお悩みの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。