画像検査エンジニアの技術ブログ

自動化が進む画像検査

製造業のラインでは、製品に傷、欠けがないか、ラベルが正しく印字されているかなど、汚れ・打痕・腐食・印字等を対象として、様々な検査が行われています。従来は、人手による検査が一般的でしたが、最近では、AI技術等の飛躍的な進化により、難易度の高い画像検査の自動化が可能となっているため、画像検査の自動化に取り組む企業が急増しております。当記事では、この画像検査の自動化を実現するために最も重要である撮像環境の重要性についてご紹介します。

画像検査は撮像環境が命!

画像検査の工程を大きく分類すると下記の2つに分けられます。

①画像の取得
②画像への処理

高精度な画像検査を実現するためには、②画像への処理よりも、①画像の取得の方が大事であるといえます。なぜなら、元となる画像の状態が悪ければ、画像処理を行っても、検査対象の判定を行うことは困難であるからです。そのため、画像検査ではいかに狙い通りの画像を取得できるかが肝となります。

では、高精度且つ狙い通りの画像を取得するためにはどうすればよいのでしょうか。

高精度且つ狙い通りの画像を取得するためには、撮像環境を最適化することが求められます。具体的に、画像検査における撮像環境は、どのようなカメラ、レンズ、照明を使用するか装置全体をどのように設計するかなどが重要な要素となります。

この撮像環境を最適化するためには、検査要件と検査対象となるワークの特徴を整理することが求められます。そうすることで、光学系の選定要件が明らかとなるのです。例えば、良品部品と不良部品の特徴から照明を決定したり、ワーク形状からレンズを決定し、要件に応じた最適な撮像環境を構築していくのです。

当社では、上述した最適な撮像環境の構築に役立つ

・カメラ選定のポイント
・レンズ選定のポイント
・照明選定のポイント

に関する情報を発信しています。是非ご確認ください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、画像検査における撮像環境の重要性についてご紹介しました。画像検査.comでは、検査工程の省人化・無人化ニーズにお応えすべく、日々技術を磨いております。 画像処理の技術とノウハウだけでなく、自動機の組立・検査・出荷梱包ラインまで一括で設計製作可能という強みがあります。

「当社の画像検査を自動化できるかな・・・」「こんなワークでも高精度に検査できるかな・・・」などなど、画像検査に関するお悩み事がある方は、画像検査.comまでお問い合わせください。

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