病院でお薬を頼むとよく出てくるハードカプセルは、19世紀中頃フランスで発明され、
その後に米国のHubelによって現在よく見られる形状に改良されました。
最近では医薬品だけでなく、サプリメントなどの健康食品で活用され、多くの場面で目にする
ことがあるかと思います。
利便性、取り扱い易さ等多くの良さがあるのですが、提供する側としては、その外観検査は
大変なものになります。
この場合、形状に変化が無いか、色にムラや欠損が無いかが外観検査の対象になります。
形状には規定がありますが、色や素材などは多くの組み合わせがある上、カプセル自体が小さい
ことも相まって、その検査にはかなりの労力を使います。
また、小さいがゆえに検査漏れも多く、ハードカプセルの品質の安定化という物は非常に難しい課題が
多くありました。
また、昨今では人出不足が良く騒がれております。
“自動化”“ロボット”等生産の改善において検討するときに外せない言葉となっています。
ただ、自動化するにしてもどうやったらよいか、誰に相談すればよいか。
多くの情報があるとわからなくなってくるのも事実です。
画像検査は多くの条件が絡んでくるうえ、出来る出来ないに関してネットで調べるだけでは
わからず、問い合わせをして実験をした結果も、画像検査では検知出来なかったとなることも多いです。
そのうえ、生産量が多ければタクトタイムの実現で自動化の話が止まってしまう事も多くあります。
画像検査.comを主催する岡部機械工業は古くから画像処理での外観検査にチャレンジしてきました。
その中には、ピンポイントでお客様の製品と合致することも多くあります。
ハードカプセルの外観検査におきましては、
・150μm~240μm程の汚れ
・1mm以上~2mm未満の色の欠損
・円筒直径から50~80%発生しているへこみ
を一度に検査する外観検査装置を開発したことがあります。
このように、自動機器&画像処理ノウハウで多くのお客様の自動化・無人化を実現してきました。
ご相談いただくと、ノウハウから画像処理での外観検査の出来る出来ないの判断はある程度可能です。
また、外観検査の目途が立った後の、自動化に対しても持ち前のノウハウからご提案が可能です。
「こんなことできる?」「うちはどうかな?」など、まだまだこれからというお客様こそ
お気軽にご連絡ください。