ゴム栓は自動車関連だけでなく、工作機械やその他部品の保護等多くの場面で活用されています。
また、医療分野においても製品保護のために多くの場面で活用されています。
このため、大量生産に対応してタクトタイムが非常に短いケースが多いです。
生産タクトタイムが短い分、検査に求められるタクトタイムも非常に短くなります。
今回の事例で求められたタクトタイムは1分間300個でした。つまり、1秒間に5個のワークを検査
するため、条件としては一般的には厳しいと言われるレベルです。
そのような難しい外観検査でも低コスト・高パフォーマンスでできる画像検査.comの技術を
ご紹介させていただきます。
・カメラ:キーエンス 200万画素×10 50万画素モノクロ(異品種混入確認)
・レンズ:キーエンス(標準レンズ)
・照明:キーエンス(LEDリング照明)
・ライブラリ:キーエンス
上記に示すように構成は、メーカーの標準品です。
タクトタイム実現のためには、設備に対するノウハウが重要となります。
今回の事例ではワークに裏表があるため反転装置がついており、反転ミスが問題となっておりました。
また、増産に対応すると、現状の設備レイアウトでは検査が追いつけない状況でした。
そこで、画像検査.comでは反転しない方法に変更するように提案いたしました。
①最初は従来通り上面から撮像を行う。
②従来置いてあったコンベアを撤去し、上面を吸着して搬送する
③下面が空いているので、下からも撮像する
カメラは天面5カメラ(1個は異品種混入検査)。底が2カメラ、側面が4カメラの合計11カメラを
駆使した設備となりました。
医薬品となると検査項目は多く、その検査基準も厳しいものです。
その多くの検査項目を網羅した上、従来のスぺースに合わせた設計ができたため、
大掛かりな改造工事とならず、お客様に大満足いただけました。
弊社はカメラだけでなく、装置に関するノウハウを多く蓄積する企業です
「こんな製品を検査したい!」とお考えの際は気軽にお問い合わせ下さい!!